​箸技ブログ

記:箸タイマー 徳永・横瀬


■2022年4月14日、(株)リソスフェアさんが運営する「けんこうかんソレイユ」を訪問しました。

(株)リソスフェアさんとの出会いはCareTEX東京2022という展示会場でした。

「箸タイム」をご購入いただいた後、どのように使われているのか気になり、初めてお訪ねしたのが4月14日でした。


(株)リソスフェア様のご紹介

千葉県我孫子市にて、2013年に「けんこうかんソレイユ」を、2019年に「けんこうかんラ・テール」を開設。代表の芦川さんは元プロボクサーという異色の経歴の持ち主。その芦川さんの経験と知識を活かした身体トレーニングを中心に据えた、明るく活気あふれる通所介護施設を運営されています。


■開放的で明るい室内にびっくり

まず建物の素晴らしさに驚きました。内装に檜や杉がふんだんに使われ、木の香りに包まれて、ここに居るだけでセラピー効果を味わえます。我孫子駅からも近く、住宅街の中なのですがとても閑静でリゾート地のような雰囲気でした。

大きな窓と高い天井で開放感溢れるフロア

そんな環境の中、30人近くの方がフロアで過ごされていました。半数近くの方がトレーナーのもとで全身を使った体操を行い、他の人は計算ドリルなどの脳トレと「箸タイム」をやっていました。


その日は、「箸リン」のリングで積み木のように遊ぶ「ゆきだるま」や「斜塔」がブームになっているようでした。

「斜塔」ほら、完成!

その時、「面白いから、個人でも購入したいの。希望者を募ってみて連絡すればいいのかしら?」と、うれしい言葉が飛び出しました。


後日、ソレイユさんを通じて、5人ほどの方からの購入連絡がありました。更に後日、「ひとりで5つ追加購入したいという人がいる」という情報が飛び込んできました!


■6月2日再訪。個人で6つも購入した理由と、それぞれの素敵な背景

なぜ追加で5つも買っていただけたのだろう?大家族で対戦でもするのだろうか?

2か月余り経った今、真相を究明すべく箸タイマー2人でノコノコやって来たというわけです。

 

到着すると、保健体育の教諭免許も持つ生活相談員の鈴木さんから真っ先に紹介されたのが、個人で6つ購入されたAさん。早速理由をお聞きしました。


「とっても気に入ったので、自分だけではなく仲良しの友達の誕生日にプレゼントするために買ったんですよ。パーツや箱のデザインもとても綺麗なのですぐ思いついたの」という、なんともうれしい購入理由をお聞きし、舞い上がる私たち箸タイマー。

 

この日は「箸ピー」をやっていたテーブルがあったので、近寄ってみると「私は、毎日5分間で何回往復できるかやっていますよ。家でも特訓していますから」と素敵な笑顔で声をかけてくれたのがBさん。


詰めホーダイSSリングの世界記録に挑むBさん

それならとスマホのストップウオッチで1分間計測開始。箸ピー右手はなんと78個!

自主トレの成果がバッチリですね~。

続けて隣のCさんにも箸ピーに挑戦していただきました。

初めて1分ゲームに集中するCさん

お歳を聞いてびっくり仰天。Cさんは92歳、Bさんはなんと来月で94歳。

体の動き、肌のつや、はっきりとした言葉遣いからはあまりに想定外の年齢に驚きました。

こんなに綺麗でお元気な92歳と94歳がいらっしゃるとは!(写真左:Cさん、右:Bさん)

お二人とも太平洋戦争時代は多感なお年頃。

Bさんは横浜の軍需工場に勤労奉仕で木製の飛行機の翼を作っていたので、B29の激しい空襲に見舞われたそう。

Cさんも今のウクライナの報道を見ると、戦争体験を思い出し、いたたまれなくなるといいます。


「あの時代はおやつなんて贅沢や、今のようなオシャレは出来なかった。今は本当にいい時代だ」と口を揃えておっしゃっていました。


向かいの席に座っていたDさんは、手術後に左手が疲れるので使わないでいたら、家事がどんどんできなくなり、とうとう動かなくなってしまったそう。


そこで毎日、右手左手で50個のピーナッツ移動のトレーニングをしているとのこと。


「最初は箸がまったく開けなかったのが、今ではピーナッツをつまめるようになり、少しづづできるようになっているのが分かって、すごく楽しい」と言っていました。


今後はご主人と一緒にやっていきたいので「どうやって誘えばやってくれるか考え中」と笑顔で話してくれました。

手術後、ほとんど動かなくなっていた左手の指先が 「今はほら!こんなに開き、ピーナッツもつかめるようになった」と喜ぶDさん。

■友達といるのが一番。ここに来ればみんなに会える

「あ~…」と悔しがる声が聞こえたので、そちらを見てみると、積みリンで「斜塔」をやっているお二人がいました。

完成手前で崩れると本当に悔しそうで、失礼ながら笑ってしまいました。

あとひとつ...、慎重に!慎重に!

重心が今どこにあるかを予想するのが面白い、という2人

「重心はここらへんかな?と思ってリングを置く位置を試行錯誤するのが、すごく面白い」と言ってくれました。また、「友達といるのが一番。ここ来れば会えるので元気になる」と口々に話されていました。


テーブルを回っておしゃべりを楽しんだ、あっという間の1時間半でした。

「箸タイム」が会話のきっかけや、機能回復のお役に立っていることが改めて確認できました。


お客様の声「けんこうかんソレイユ」様のページはこちら

5月26日、一般社団法人日本視覚障がい者美容協会(JBB)の代表を務める佐藤優子さんと平瀬えりさん、あおぞらの会代表の安田章代さんが来社され「箸タイム」に挑戦してくれました。


中でもハマったのがSSリングにピーナッツをいくつ積めるかという遊び。

箸を使ってピーナッツを積み上げるゲームのことを「積みピー」と呼んでいるのですが、中でもSSリングにピーナッツを積み上げるのが難しく、夢中になってトライしてくれました。

私たち箸タイマーでも3個くらい積むのがやっとですが、佐藤さんはあっという間に5個積んでいました。佐藤さんはネイリストなので、日頃から指先に神経を集中させるのが得意なのかも!?


JBBの佐藤さん(左)と平瀬さん(右)

全盲の安田さんも「燃える!」と笑顔

それから数日後、佐藤さんから驚きの報告がありました。

なんと、「9個積むことができた」というのです!


今までの最高記録は6個でしたが、それを3個も超えた前人未踏の記録です!


佐藤さん曰く「コツがわかりました!」。 コツとはいったい何!?

次回お会いしたら聞いてみたいと思います。


ぜひ、みなさんも挑戦してみてください。一見地味ですが、やってみるとなかなか奥が深い遊びです。

一般社団法人日本視覚障がい者美容協会(JBB)

埼玉県上尾市に拠点を置き「いつ見えなくなっても怖くない社会」を目指す。視覚障がい者と晴眼者で構成され、視覚障がいを持った女性の自立や社会参画を支援する団体です。コミーへの来社もニュースに掲載していただきました。→掲載ページ


■安田章代さん

埼玉県生まれ。17歳で失明。23歳で結婚、25歳で出産し、2児の母。鍼灸マッサージ師として保育園で働くかたわら視覚障がい者の職業選択肢の拡大につながる活動をライフワークにされています。

著書に「見えなくなって見えてきた」(講談社)があります。

東川口駅周辺を拠点に活動する、見えない・見えにくい人と、その周囲の人&サポーターのコミュニティー あおぞらの会・代表。

少し前のことですが、メイさんの講演会「リーダーシップに本当に必要なこと」が埼玉県川口市で行われました。


その終了後になんと!お忙しい合間を縫ってコミーに寄ってくれました。


会社見学をされた後、箸タイムに挑戦‼

さすがいくつもの会社を経営し、ヒットを連発するプロ経営者、初めてなのに箸ピー・箸リンもなかなかの好記録をマーク。


最後に積みリンの「おさるのかごや」にも挑戦!

積みリンの完成図を見るなり「これは、できないと帰れないということですね」と熱い闘志をにじませました。


静かに指先に神経を集中させ、バランスをとって最後のお箸を載せていきます。

はい、完成!

積みリンで一番難しい技といわれる「おさるのかごや」の前で

初めての積みリンでできてしまうなんて、さすが著書のタイトル通り『百戦錬磨』のつわものでした。




■ハロルド・ジョージ・メイさん

オランダ出身の実業家。日本コカ・コーラ副社長、タカラトミー社長を経て、新日本プロレスリング株式会社代表取締役社長兼CEOを務めた。現在はアース製薬株式会社、株式会社コロプラ、アリナミン製薬株式会社、およびパナソニック社外取締役のほか、サンリオ顧問、キューピー株式会社アドバイザリーボード、JMA、ビジネス講演などを行っている(引用元:Wikipedia)