​箸技ブログ

勇気をくれたノリのいい奥田先生

手長箸を開発して間もないころ、使い道に何かヒントが生まれるかもしれないと思い、100膳単位で材料を買い、社内でつくって来客や知人にどんどん配った。しかし、しばらく経つと配る数も減っていき、あまり話題にのぼらなくなってしまった。


そんな状況を変えてくれた二つの出会いがあった。一つは甲南女子大学名誉教授の奥田和子先生との出会いだ。


奥田先生は『箸の作法』という本を書いており、ぜひ一度お会いしたいと手紙を送り、コミーに来てくれることになった。災害食に詳しい先生で、社員たちに講演し、いろいろなアドバイスをしてくれたのだが、手長箸にもすごく興味を持ってくれた。


奥田先生はとてもパワフルでノリがいい。遠方から来られて荷物が多いにもかかわらず、何膳もの手長箸を持ち帰り、その約2か月後に「手長箸実験の報告書」を送ってくれた。


報告書には、「高い位置の窓を開ける」「ベッドの上から床に落ちた薬の袋を拾う」「箸先に粘着テープを着けて目立った床のゴミや髪の毛等々を掃除」「庭での毛虫取り」など、さまざまな事例が載っていた。一番上には「こんなふうに使うと、楽しく 便利で 創造性がわく 不思議な 面白い道具です」と書いてあった。

手長箸のことをこんなふうに言ってくれる人がいる。とてもうれしく、勇気づけられた。(⑧に続く)#箸雑記


<箸雑記一覧に戻る   次の話を読む>

セミ捕りに挑戦!! しかし逃げられ、おしっこをかけられた

今度は手長箸を使って、外でセミやトンボを捕ってみようと思った。夏になり、近くの公園でセミ捕りに行った。静かに近寄ったが、おしっこをして逃げられた。もう一回やってみたが、やはりダメ。子どもの頃は手で捕れたのだが……。


設計要因として摩擦テープが大きすぎるかもしれぬ。また、私自身が子どもの頃の緊張感やスピード感がなくなってしまっているかもしれぬ。


最近も、トンボをとろうとしてすべて逃げられてしまった。時代要因、地域要因もあるのかもしれない。(⑦に続く) #箸雑記


<箸雑記一覧に戻る   次の話を読む>

手長箸のお陰で脚立を使わず長靴が取れた!

開発には技術開発と用途開発があるが、手長箸で大変だったのは用途開発のほうだ。


「車いすの人に使ってもらえないか?」「病院で役立たないか?」「家で高いところのものを取るのに使っては?」などいろいろ考えたが、どれも必需品とはならなかった。


ところで、私は毎朝4時に起きて散歩する習慣がある。

ある日、起きてみたら雪が積もっていた。長靴が必要だ。長靴は、普段は使わないので玄関の高いところにある。脚立を使わなくては届かない。ところが脚立がない。かみさんを起こそうと思った。しかし待てよ、とひらめいた。手長箸でとれるかもしれぬ。手長箸を2階にとりに行った。手長箸を使ったら長靴が簡単にとれ、無事、長靴を履いて散歩することができた。

そしてひらめいた。手長箸は玄関に靴ベラと一緒にぶら下げればいいのだ。玄関は家と外とをつなぐ位置にある。手長箸は家で使うかもしれないし、外で使ってもよい。(⑥に続く)#箸雑記


<箸雑記一覧に戻る   次の話を読む>

WEBサイト運営・管理:コミー株式会社
連絡先:TEL 048-250-5311    住所:〒332-0034 埼玉県川口市並木1-5-13         

​▶セキュリティーポリシー  ▶プライバシーポリシー

コミー株式会社

Copyright (C) KOMY CO., LTD All Rights Reserved.